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司法書士試験の講座の良し悪しを判断する上で、非常に重要な要素を占めているのがテキスト教材の存在です。

合格実績がすこぶる高い、知名度が高い、といった理由であんまり調べもせずに講座を受講してしまい「テキストがまったく合わない、、、」といった話もよく聞きますので、出来るだけ受講前に調べておきたいポイントの一つであると言えます。

そこで本記事では、司法書士講座のテキスト教材を選ぶ際にどこをチェックすればよいのかを3つのポイントに分けて解説しております。これから司法書士講座を探される方はぜひ参考にしてください。

ポイント1:
講座オリジナルか?市販教材か?をチェック

まず1つめのポイントとして挙げられるのが、講座で使用している教材が、資格学校のオリジナル教材か?市販教材か?という点です。

こちらについてはそれぞれメリット、デメリットがありますので以下にまとめてみました。

講座オリジナル教材

メリット
  • 資格学校が独自に試験傾向を分析し作成しているので、出題頻度の高い範囲に絞った構成となっている
  • 無駄な部分を省いているので、余計な勉強をしなくて済む
デメリット
  • 資格学校が自前で作成するがゆえ、その分のコストがかかり、結果的に受講料も高くなる傾向にある

市販教材

メリット
  • 万人受けする構成となっているのでクセがないものが多い
  • 資格学校が教材を作成するコストを省けるため、受講料が安くなる傾向にある
デメリット
  • 試験に出る出ない関わらず、試験範囲すべてを網羅しているものが多く効率があまりよくない

最近では、講座オリジナルのテキスト教材を使っているが、司法書士の講座の中では受講料が比較的リーズナブルな講座も出てきておりますが、あくまでも傾向としては上記の分類に分かれてきます。

また、パックコースなどの場合、カリキュラム初期の基礎講座はオリジナル教材を使い、カリキュラムの中期以降の演習問題については市販のテキストを使うといった、言わばミックス教材でカリキュラムを組んでいるところもあります。

このあたりについては、資格学校の公式サイト内の講座解説ページや講座パンフレット内に記載されていることが多いので、必ずちぇっくしておきましょう。

ポイント2:
自分の好みに合っているか?をチェック

テキストの作りの部分も人によってはかなり重要なポイントになってきます。
それぞれの特徴について以下にまとめてみましたので、内容をおさえつつこだわりたいポイントが満たされているかを確認するようにしましょう。

テキストの配色
主にフルカラー、2色刷り、モノクロのパターンに分かれます。個人的には2色刷り以上のモノがメリハリがあって読みやすいと感じます。
テキストの大きさ/分量
外出先で勉強することも視野に入れるのであれば、あまり大きすぎるものなどを避けたいところ。B5サイズくらいであれば大きなカバンでなくても入れやすいでしょう。
あと、科目ごとに分冊されていれば1冊の重さも知れてますので、持ち運びに便利です。
図表/イラストによる解説
法律中心の学習であるため、文字での説明以外に図表による体系的な説明や絵・イラストによる視覚的な説明があったほうが読みやすさは上がる、と個人的には感じます。
特に初学者の方はここポイントは重視するべきかと思います。

ポイント3:
毎年行われる法改正に対応しているか?をチェック

司法書士試験では、試験年度の4月1日時点での法令(憲法、民法、商法、司法書士法など)をもとに出題されますので、前回試験から法改正があった点についてももちろん対象となってきます。

そして、この法改正があった部分が毎年よく出題されるポイントとなってきますので、司法書士講座で使用するテキストについても、この法改正部分をキッチリ押さえているかが重要となります。

ただし、講座の開講・販売時期によってはテキストへの反映が間に合わないところもありますので、法改正部分については、別冊子などでキッチリと受講生に連携してくれるところを選ぶようにしましょう。

可能な限りテキストの実物やサンプルをチェックしておこう!


本記事で解説したポイントについては、大体が資格学校の公式サイトや講座パンフレットで情報収集することが出来ますが、テキストの実際の見た目の部分などについては、正直なところ実物を見てみないことにはなかなか判断が付かないと思います。

が、最近では講座パンフレットを資料請求するとサンプルテキストを一緒に送ってくれるところや、公式サイトで使用テキストを数ページ分見れるようにしてくれていたりと、以前に比べると事前に確認することが出来る環境が整っているところも増えてきております。

なので「百聞は一見に如かず」とばかりに事前に確認出来るものは現物を手に取ってチェックをするようにしましょう。

なお、以下の資格学校では事前にテキストを確認することが出来ますので、受講をお考えの講座があればご活用ください。

クレアール
公式サイト内でテキストと問題集のサンプルが確認できます。講義サンプルは資料請求をすれば無料で入手可能です。

スタディング
おためし無料講座に登録すればテキスト、講義動画の視聴が出来ます。

Wセミナー(TAC)
公式サイト内でテキストのサンプルが確認できます。

伊藤塾
資料請求をすれば、問題演習と解答のセット、無料公開講座のレジュメが無料で入手可能です。

ユーキャン
公式サイト内でテキストのサンプルが確認できます。

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